REIKA YOSHIMOTO
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第２５回岡本太郎現代芸術賞太郎賞受賞

吉元れい花　新作特別展示

ー繍しく刺るな【utsukushikualuna】ー

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青春時代、演劇やモダンダンスの鍛錬に夢中だった私は、

バロン吉元さんに出会い、ギャラリーや美術館を 巡ることが楽しくなり、

その後糸の魅力に触れ、刺繍に興味を持ち、

家事の合間、子育て、PTA 活動や日々 の暮らしの

こぼれる様な時間を拾い集めて、

ただただ縫い続けてまいりました。

そして 2017 年、 病に倒れ入院していた時のこと、

突如岡本太郎先生のヴィジョンが

頭に降り注いだことがキッカ ケとなり、

今にまで続く、新たな制作の道が拓かれることとなりました。

本展のメインビジュアルとなっているのは、

岡本太郎先生が最期に手がけた未完の遺作

『雷人』 を糸で起こした刺繍作品です。


昨年、「展覧会 岡本太郎」にて

原画を拝見した時の心の震えを、 押し寄せたエールを

私は忘れることができません。

叫べ、叫び続けろ、

人間は最期の命がこと 切れるまで叫んでいいんだよ。

叫び続けろ、創り続けろ、創り続けていいんだ。

創るんだ！

岡本太郎記念館での特別展が決まった時

私は迷わずこの『雷人』に

糸の命を重ねたいと思いま した。

太郎先生の命、そして岡本敏子様の愛に 包まれた、

岡本太郎記念館。

この地で、この場所で、お二人のお側で展示が出来ます事、

この上 なく光栄な気持ちと共に、緊張感いっぱいです。

第 25 回岡本太郎現代芸術賞

太郎賞受賞作家特別展示

繍しく刺るな [utsukushikualuna]

吉元れい花 + バロン吉元 + エ☆ミリー吉元





「繍しく刺るな」を構成するエレメント→